本文ひと文字
普段、本文ページの設計から装丁まで行うにあたって、全ての基本を「本文」から始める。
まずは、書体と級数、組み方(字送り・行送り・ぶら下げの有無など)を検討。次に、1行あたりの字数(ベタ組みの場合)と、1ページあたりの行数に見当をつけながら、版面の位置を模索(同時に柱とノンブルの体裁も検討)。上記ふたつをしばらく往復しながら、自分なりに決定。それから見出しの体裁を検討。大体はこの辺まで済んだ所で、フォーマット案として提案。意見を伺いつつ、フォーマットを決定する。
すんなり進めば、本文の校正を進めるうちに装丁の検討も始める。最初に決めた本文のことを、装丁を考える際にも踏まえる。
編集さんとのやり取りで、うまくいかないことがある。相手の出方(考え方?)によって、こちらの要望を強く言ったり言わなかったり……。強く言い合える関係の方が、私にはやりやすい。そうでない状況では、酷く落胆する。嗚呼、と思う。
ただ、編集さんの言い分の方が尤もなこともあるだろう。私は全てを、「本文ひと文字」を選び並べることから始め、最後まで通そうとする。頑固だと思う。木を見て森を見ていないんじゃないかとも思う。こんな風でいいのか不安だな。
